堆積物、厚さ0.8~1メートル 第1原発1号機格納容器調査

 

 東京電力は23日、福島第1原発1号機原子炉格納容器の底部にある堆積物の厚さを調べた結果、東側の1地点で約0.8~1メートルだったと発表した。表面の数センチは粉状や泥状とみられる。堆積物には溶け落ちた核燃料(デブリ)が含まれていると推測されるため、東電は今後、別の12地点で測定したデータを評価した上で、堆積物を採取する場所を絞り込む。

 堆積物の厚さが分かったのは初めてだが、東電の担当者は「まだ1地点の厚さが分かっただけだ」との評価にとどめた。残り12地点の結果が分かるまで1~2カ月かかるという。

 東電によると、今回発表した地点は格納容器とその下部にある圧力抑制室をつなぐ配管の入り口付近。原子炉圧力容器を支える土台の開口部に近づくにつれ、堆積物が厚くなる傾向にあったという。

 格納容器の内部調査は今月7~11日に実施。超音波を出す水中ロボットを、水がたまった格納容器の西側から投入し、水面に浮かべながら南側を経て東側へと進めた。

 水中ロボットは堆積物と格納容器の底部にそれぞれ超音波を当て、跳ね返ってくる時間の差で厚さを割り出した。今回発表した地点では、ロボットから底部の距離が約2メートル、堆積物までの距離は約1~1.2メートルだった。堆積物は板状、塊状、粉状、泥状で構成されているが、性状ごとの厚さなどは分かっていない。