福島県内の熱中症搬送、6月倍増 高齢者が半数超、室内も注意

 

 福島県内で6月に熱中症とみられる症状で搬送されたのは26日現在、前年同期比85人増の146人だったことが29日までに、県のまとめで分かった。梅雨入り後も気温が高い日が続いたことから、前年より早い時期から搬送件数が増えている。今後も高温の日が多く予想されるため、県内の消防関係者は注意を呼びかける。

 県消防保安課によると、今年の搬送人数は26日現在、195人で前年同期比112人増。65歳以上が110人で半数を超える。傷病程度は重症が4人、中等症が35人、軽症が156人だった。

 福島市消防本部では6月、26日現在で26人を搬送。昨年6月の搬送件数9件と比較して約3倍の搬送件数だ。

 同本部によると、搬送したのは高齢者が多く、畑仕事など屋外作業中のほか、室内にいるだけで体調不良を訴えて搬送されるケースも多いという。担当者は「この時期の傾向として、体が暑さに慣れていないため、体温調整のための汗がうまくかけず熱中症になりやすいのではないか」と分析する。

 代謝を上げることも重要として「暑いからとシャワーだけで済まさず、お風呂でゆっくり湯船に漬かってほしい」と汗をかく練習をアドバイスする。