福島駅前再開発、解体工事「安全最優先に」 辰巳屋ビルは秋ごろ

 
神事で解体工事の安全を祈願する出席者

 福島市のJR福島駅東口で行われる再開発で、既存の建物の解体工事に向けた安全祈願祭が4日、現地で行われ、出席者が工事の無事を願った。中合福島店が入っていた駅前のシンボル、辰巳屋ビルの解体は秋ごろに本格化する。工事は1年で完了する見通しで、来年度からは新たな3棟のビルの建築工事が始まる。

 事業主となる福島駅東口地区市街地再開発組合の加藤真司理事長は「安全を最優先に工事を進める。市民から『やって良かった』と言われる再開発にしたい」とあいさつした。木幡浩市長は「福島市の命運を懸けた事業になる。完成までの工事期間中を含め官民を挙げて街中のにぎわい創出を図りたい」と力を込めた。

 再開発ビルは2026年度のオープン予定。敷地面積約1.4ヘクタールで、商業施設、ホテル、オフィス、公益施設の大ホール、イベント・展示ホールを備えた地上12階建ての「複合棟」、一部に商業施設が入る地上7階建ての「駐車場棟」、分譲マンションとなる地上13階建ての「住宅棟」が建設される。事業費約492億円。

 商業施設の入居者の大半は決まっておらず、組合がキーテナント予定事業者と入居条件に関する交渉を進めている。