水道水で小規模発電 福島・大阪の事業者、保原で福島県初

 
保原第二受水池内に設けられた小水力発電システム

 福島地方水道用水供給企業団は、伊達市の保原第二受水池で受水する水道水を活用した小水力発電事業を行う。4日、現地で発電開始に併せて開所式を行った。水道水をエネルギーとした最大発電出力30キロワット以下の小規模な発電所の開所は、官民連携では県内で初めてという。

 福島発電(福島市)とDK―Power(大阪府吹田市)が共同で発電所を開発した。運営は、企業団から委託を受けた両社が担う。年間発電量は、一般家庭約31戸に相当する約136メガワット時で、発電した電気は東北電力に売電する。収益の一部は水道事業に還元される。

 福島市のすりかみ浄水場と受水池間にある約60メートルの高低差で生じる水圧を利用して発電する。二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないことが特長だ。

 開所式で、福島発電の吉田孝社長が「安全・安心をしっかりと確保しながら再生可能エネルギーの導入拡大、CO2削減に寄与できるような運営をしていきたい」とあいさつした。企業団副企業長の須田博行伊達市長は「再エネが必要とされる時代。構成自治体と協力しながら小水力発電の普及啓発を進めていきたい」と述べた。

 吉田社長と須田市長が運転開始のボタンを押して発電開始を祝った。