携帯つながらず遭難騒ぎ 安達太良山、KDDI障害で

 

 安達太良山で2日、KDDI(au)の大規模通信障害などの影響で登山中の県外の50代女性と連絡が取れなくなった家族が、救助を要請する遭難騒ぎがあったことが4日、二本松署などへの取材で分かった。

 同署などによると、女性は夫、娘とともに3人で猪苗代町の沼尻登山口から登頂。疲れたためロープウエーに乗って奥岳登山口に下りるルートを選択し、家族と別れた。案内を申し出た80代男性とロープウエーの山頂駅を目指したが、運行時間内に到着できず、3日の運行開始まで同駅で待つことにした。

 女性の携帯電話はバッテリー切れで使用できず、同行した男性と夫の携帯はauで通信障害のために連絡が取りづらい状況だった。下山した夫らは、女性が下山しない上、連絡も取れないことから119番通報して救助を要請した。安達地方消防本部によると、夫の携帯が使えたのは通報の時だけだったという。

 捜索のためロープウエーで山頂駅に向かった運行会社の職員が、同駅で女性らを発見。女性らにけがはなく、午後10時ごろ下山した。