オミクロン株派生型「BA・5」福島県内初確認 全国で置き換わりか

 

 県は4日、県内の新型コロナウイルス感染者のうち173検体を抽出して行ったゲノム解析の結果、1件のオミクロン株派生型「BA・5」を検出したと発表した。同型の確認は県内で初めて。この検体の感染経路は分かっていない。

 BA・5は複数あるオミクロン株派生型の一つで、現在主流の「BA・2」よりも感染力が強い可能性があるとされている。重症化リスクについては評価に必要な情報が十分に出ていないが、県外ではBA・5への置き換わりが進んでいる地域もある。

 内堀知事は4日の定例記者会見で「県内はBA・2がほぼ100%に近いが、他県、首都圏の動向を見ると、BA・5に徐々に置き換わっていくことも十分予測される」と述べ、警戒感を示した。

 今回の検体は6月上旬~中旬に陽性と判明したもので、6月27日~今月3日に解析を行った。いずれもオミクロン株で、BA・5以外の内訳はBA・2が170件、BA・1が2件だった。

 知事「夏休みも対策の継続を」

 内堀雅雄知事は4日の定例記者会見で、夏休み期間中の新型コロナウイルスの感染再拡大の抑制のため、正しいマスクの着用や飲食時の感染対策継続を県民に呼びかけた。

 内堀知事は、全国の半数を超える都道府県で新規感染者数が増加傾向にあり、要因として〈1〉社会、経済活動の活発化〈2〉県外でオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが本格化〈3〉猛暑による換気がしにくい状況―の三つを挙げた。県内の今後の感染状況については「増えていく要素の方が強い」との見方を示し、対策の徹底を求めた。

 一方、厳しい暑さによる熱中症対策として、屋外で人同士の距離を保てたり、会話をほとんどしない場合はマスクを外すことも呼びかけた。