福島市職員、果樹農家支援バイトOK 「カジュワーク制度」開始

 

 福島市は7日、モモやナシ、リンゴなどの果樹農家の作業を市職員がアルバイトとして手伝うことを許可すると発表した。基幹産業である果樹農家の労働力不足解消や、市職員の地域貢献・人材育成が目的で「カジュワーク職員制度」と銘打ち、同日から運用を始めた。

 地方公務員法は公務員の副業を原則禁じているが、市長など任命権者の許可があれば可能となる。

 市は制度導入に当たって、農家との利害関係が発生する農政部と農業委員会の職員は除外し、作業は生産農家の摘果や収穫の補助などに限定。その上で、土、日曜日、祝日など業務に支障のない勤務時間外の週8時間、月計30時間を上限とする独自の要件を策定した。市によると、同様の取り組みは全国で導入事例はあるが、県内では珍しい。

 制度では、生産農家のマッチングや従事時間の確認のため1日バイトアプリ「デイワーク」を活用する。市は生産農家にアプリの活用を周知し、さらに学生や市民にも農作業への協力を働きかけていく。

 木幡浩市長は7日の定例記者会見で「市職員が果物生産を手伝うことで、果物の宝石箱といわれる産地のさらなる発展を目指したい」と述べた。