橋の上...勇気の声かけ 郡山の高校生2人、飛び降り寸前の女性救う

 
感謝状を受けた根田さん(右)と石渡さん

 郡山市の根田瑞希さん(尚志高1年)と石渡凜音(りの)さん(同)は7日、同市で橋から川に飛び降りようとしていた20代女性を救ったとして、郡山北署から署長感謝状を受けた。

 ソフトボール部に所属する2人は6月1日午後8時30分ごろ、部活動を終え、自転車で帰宅途中に橋から川をのぞき込んでいる女性を発見した。1度は通り過ぎたが、不審に思って様子をうかがっていると、女性が橋の欄干に足をかけて登ったため、慌てて女性の元に駆け寄り、「大丈夫ですか」と声をかけて、橋の歩道に戻ることを助けたという。

 2人はパニック状態になっている女性の所持品から、援助や配慮が必要な人のための「ヘルプマーク」を見つけ、カードに記載されていた通りに薬を飲ませたり、女性の親に電話をかけたりした。

 通行人からの110番通報を受け、署員が駆け付けるまでの約20分間、2人は女性の背中をさすりながら「大丈夫ですよ」と声をかけ続け、到着した署員に女性を預けた。

 感謝状の贈呈式は同校で行われ、荒井宏之署長が2人に感謝状を手渡した。根田さんは「勇気を出して声をかけた。今後も困っている人がいたら助けたい」、石渡さんは「助けたい一心だった。女性が助かって良かった」と話した。

 荒井署長は「大人でも他人に声をかけることは難しい。勇気ある素晴らしい行動に感謝する」と2人をたたえた。倉又晴男校長が同席した。