安倍元首相銃撃で根本氏「痛恨の極み」 福島県関係国会議員、悲嘆

 

 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を受け、本県関係の国会議員は悲嘆に暮れ、暴挙を厳しく非難した。

 「痛恨の極み。1期生の時から共に研さんを積んできた」。かつて安倍氏らと政策グループ「NAIS(ナイス)の会」を結成した自民党の根本匠衆院議員(福島2区)は、若手時代から政治活動を共にした盟友の悲報に声を震わせた。安倍政権で復興相と厚生労働相を務めるなど、安倍氏と本県復興の重要課題に向き合った。「福島の復興を加速し、日本を再生した歴史的な政権だった」と安倍氏の功績を振り返り「思いを受け止め、政治家として頑張りたい」と誓った。

 吉野正芳元復興相(自民、衆院福島5区)は「復興を前に進めようと常に懸命だった。安倍氏の尽力があったからこそ今の福島がある」と語り「何とか一命を取り留めてほしい」と強く願ったが、かなわなかった。

 森雅子元法相(自民、参院福島選挙区)は「歴代首相の中で最も多く福島に足を運んでくれた。復興に向けて今後も安倍氏の力が必要だった」と失意に沈んだ。佐藤正久参院議員(自民、比例、福島市出身)は「非常にショックだ。日本で元首相が銃撃されるという前代未聞の事態だ」と言葉を失った。亀岡偉民衆院議員(自民、比例東北)は「5日に(参院選候補者応援で)福島県を訪れた安倍氏と面会した際『負けないでくれよ』と激励を受けたばかりだったのに」と嘆いた。

 立憲民主党の玄葉光一郎元外相(衆院福島3区)は「党派は異なるが、安倍氏とは当選同期。永年在職議員表彰の際、2人でしばらくの間言葉を交わしたことが印象に残っている。無念さを思うと言葉にならない」と述べた。小熊慎司衆院議員(立民、福島4区)は「言論の自由を否定する行為は断じて許されない」と語気を強めた。

 県内4市首長も冥福祈る

 県内4市の市長もコメントを発表した。品川萬里郡山市長は「地方自治に対する深いご理解の下、さまざまな施策を推進いただいたことに深く感謝申し上げ、心からご冥福をお祈り申し上げる」としのんだ。室井照平会津若松市長は「あってはならない出来事に非常に衝撃を受けている。民主主義の根幹を揺るがす信じがたい暴挙」、内田広之いわき市長は「ご冥福を心からお祈りする。卑劣な行為は決して許せず、残念の一言に尽きる」とコメントした。

 木幡浩福島市長は自身の福島復興局長時代に安倍元首相の本県入りに同行したことに触れ「多忙を極める中の強行日程の連続で、福島復興への強い意志がうかがえた」と振り返った。