ロボットアームの動作確認 楢葉でデブリ取り出し試験

 
公開されたロボットアームの性能確認試験。赤線で囲まれているのがアーム

 国際廃炉研究開発機構(IRID)は8日、東京電力福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)取り出しに使う「ロボットアーム」の性能確認試験を公開した。楢葉町の日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センター(モックアップ施設)に2号機の実物大の模型を設置し、担当者が操作性などをチェックした。

 ロボットアームは全長約18メートルで、重量は4.6トン。折り畳まれたアームを伸ばしたり、先端に付けた機器を動かしたりしてデブリを採取する。

 8日の試験では、狭い空間で操作することなどを踏まえ、アームの先端部を約2時間かけて慎重に15メートル動かし、デブリのある原子炉格納容器に近づける手順を確認した。

 アームの操作は、モニターに映し出される状況を確認しながら遠隔で実施される。2号機からのデブリ取り出しは、年内が予定されている。

 アームの開発に関わった三菱重工の担当者は現状について「より良く改善するための課題は残っているが、基本的なところは(動作確認が)できている」との認識を示した。

 今後も、操作の正確性を向上させる調整を進めていくとしている。