クリエイター育成塾8月開設へ 福島県の魅力「伝える力」学ぶ

 

 県は8月、本県の魅力や正確な情報を発信する県内クリエイターを育てる道場「誇心館(こしんかん)」を開塾する。館長を務める箭内道彦さんや、師範となる全国のトップクリエイター6人の下で腕を磨き、風評・風化の防止やブランド力向上につながるコンテンツを制作する。

 内堀雅雄知事が12日、県庁で記者会見し発表した。2015(平成27)年度から県クリエイティブディレクターを務める箭内さんと共に、TOKIOが出演する「ふくしまプライド。」のCMや県スローガン「ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま」など本県の情報発信に携わってきた6人が顔をそろえる。

 道場名は、県産農林水産物の魅力を発信し続けてきた「ふくしまプライド。」と、故郷を誇り、人を誇る心はクリエイティブにとって大切な素地になる―との思いを込めた。

 塾生は、県内事業所の所属や本県を拠点に活動するクリエイター、大学や専門学校の学生らを対象に30人程度を募集する。六つのグループに分かれ、それぞれの師範の下で9~12月に講義や実習に臨む。実習ではポスターデザインやコピー、映像などを制作し、情報発信に活用する。今冬デビューするオリジナル品種のイチゴ「福島ST14号」のロゴデザインも手がける。8月30日に福島市で入塾式と、箭内館長の講義などの初稽古を行う。

 内堀知事は「震災から10年の節目が過ぎ、風化にあらがうには新しい挑戦が必要だ。福島で生活し、今の福島を肌で感じているクリエイターが切磋琢磨(せっさたくま)し、現場主義で福島の今を発信することは新しい挑戦につながる」と話した。箭内さんも「福島で生まれ育ち、福島の今を生きる者にしかつくることのできない、思いにあふれ、課題を体感しているクリエイティブが、これからの福島をより強く発信できるよう願っている」とメッセージを寄せた。

 県は31日まで、入塾生を募集している。入塾希望者は公式ウェブサイトの応募フォームから申し込む。