「他人に冷たくされた」 福島駅切り付け、被告「反省と後悔」

 

 JR福島駅西口広場で昨年11月、通行人の男女2人を包丁で刺すなどして殺害しようとしたとして、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた本籍山形県米沢市、住所不定、無職高橋清被告(70)の裁判員裁判第2回公判は13日、福島地裁(三浦隆昭裁判長)で開かれた。被告人質問で高橋被告は「西口の銭湯でやろうと思っていたが(服役している間に)すでに閉店していたため、人が多い駅前にした」と供述した。

 高橋被告は保護観察所から希望する支援を受けられなかった恨みから事件を起こしたとし「赤の他人(保護観察所の職員)に冷たくされた。だから私も赤の他人を刃物で刺した」などと述べた。

 また2人を刃物でけがをさせたことは認めた一方「死ぬかもしれないとは思わなかった」と改めて殺意を否定。現在の心境を問われた高橋被告は「反省と後悔しかない。人としてやってはいけないことをやってしまった」と述べた。

 次回公判は14日午前10時からで、論告や弁論を行い結審する見通し。