「やさしい日本語」寄贈 福島民友新聞が別冊、言い換え紹介

 
小沢理事長に別冊を寄贈した中川社長(右)

 福島民友新聞社は、日常的に使っている日本語を分かりやすく言い換えた「やさしい日本語」を別冊として2万部作製した。中川俊哉社長が15日、「やさしい日本語」の普及活動に役立ててほしいと、県国際交流協会の小沢喜仁理事長に5000部を寄贈した。

 福島民友新聞社は昨年、同協会の取り組む「やさしい日本語*国際交流プロジェクト@ふくしま」の協働パートナーとなり、紙面で分かりやすい日本語を使うなどの取り組みを続けている。同協会は県内で増加する外国人住民との交流推進を目指し、企業などで「やさしい日本語」に関する研修会を開いており、別冊を資料として活用する。

 別冊は昨年、「みんゆうジュニア情報局」で扱った紙面を活用して「みんゆうジュニア情報局特別版」として再編成された。「手荷物」は「バッグ」、「貴重品」は「大事な物」、「公共交通機関」は「電車、バス」など相手が分かりやすい表現に言い換えた言葉を紹介。「一つの文を短くする」「はっきり、短く、最後まで話す」といったやさしい日本語で話す際のポイントも掲載している。

 寄贈式は福島市の福島民友新聞社で行われた。中川社長は会社として持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいることを踏まえ「(目標の一つである)『誰一人取り残さない』という意味で、福島県におられる外国の方が困っていたら助けたい。有効に使っていただきたい」と述べた。小沢理事長は「言い換えることで互いの理解が深まる。別冊を活用してやさしい日本語を広めていきたい」と答えた。同協会の阿部雅人専務理事と鈴木明子事務局長が同席した。