復興再生道路「国道288号バイパス」開通 大熊町内の整備完了

 

 県が「ふくしま復興再生道路」として整備を進めていた大熊町野上の国道288号バイパス「野上小塚工区」(延長約2.1キロ)が16日、全線開通した。これにより町内での同国道の整備が完了した。

 野上小塚工区の中屋敷トンネル入り口で同日、開通式が行われた。内堀雅雄知事が「双葉地域と県中地域との交流や物流の活性化が一層図られ、それぞれの地域が発展すると期待している」と式辞を述べ、関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝った。通り初めが行われた後、午後3時に利用が始まった。

 県は町内で同工区を含む3カ所(延長計約3キロ)の整備を進めてきた。同工区は山間部にあるため、道幅が狭く急カーブや勾配が連続し、安全な交通の確保が課題となっていた。バイパス化により大型車両のすれ違いなど円滑な交通が可能となり、双葉郡への住民帰還促進や産業振興に効果が期待される。

 同工区は2018年度に着工し、今年2月に一部区間で通行が可能となっていた。