23年1月から水素車の物流実証 いわきと郡山で福島県とトヨタ

 

 県とトヨタ自動車は19日、いわき、郡山両市での水素で走る燃料電池(FC)トラックを使った物流の社会実証を来年1月に始めると発表した。コンビニ大手3社やヨークベニマル(郡山市)などで小型トラック計約60台を順次導入し、商品配送の効率的なシステムを構築する。このほかデンソー福島工場(田村市)での水素の地産地消モデルづくりや、県内オフィスにFC発電機を設置して低炭素化や災害時の活用を図る実証を行うことも明らかにした。

 昨年6月に構想を打ち出した「福島での未来のまちづくりに向けた水素の社会実装」を本格始動させる。実証の概要は【表】の通り。コンビニやスーパー、運送会社など県内外14社がFC小型トラックを導入し、運行管理などの情報とつないで「エネルギーマネジメントシステム」を構築。水素ステーションの最適な配置や渋滞回避などを図る。県産水素も活用する予定。いずれはFC大型トラックも導入し、国内で数の多い30万人程度の都市にいわき、郡山両市の物流システムを広げていく。

 デンソー福島工場では水電解装置で水素をつくり、工場のガス炉で自家消費するモデルを構築する。南相馬市のTTK鹿島営業所には定置式のFC発電機を設置、災害時の電源としての活用を視野に入れる。

 県内外27社が参画

 実証には県内外27社と浪江、双葉両町、産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所が参画する。

 参画企業次の通り。

 エナジア(郡山)小名浜包装資材(いわき)郡山観光交通(郡山)佐藤燃料(郡山)シオヤ産業(いわき)田村建材(いわき)デンソー福島(田村)根本通商(いわき)磐栄運送(いわき)大和電設工業(いわき)ヨークベニマル(郡山)アサヒグループジャパン、イオン東北、いすゞ自動車、岩谷産業、佐川急便、セブン―イレブン・ジャパン、デンソー、豊田中央研究所、豊田通商、トヨタモビリティパーツ、日本エア・リキード、日立物流、日野自動車、ファミリーマート、ミライト・ワン、ローソン