浪江産シラウオ、ブランド化へ 新パッケージ、食復興へネット販売

 
新パッケージでの販売が始まった請戸漁港で水揚げされたシラウオ

 浪江町の請戸漁港で水揚げされた生シラウオが、高級感ある新パッケージで生まれ変わり、19日からオンラインでの販売が始まった。東北の食産業復興に取り組む一般社団法人東の食の会(東京都)と、お取り寄せ食材のオンライン販売サイトを運営する食文化(東京都)が企画し、水産加工会社の柴栄水産(浪江町)が販売するシラウオをブランド化した。

 「海のプラチナ」と銘打ち、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの食の復興に向け、浪江ブランドの新鮮でおいしい魚を広く発信する。

 シラウオは東アジアの海水と河川水が混ざる汽水域に生息する半透明の細長い小魚。請戸で水揚げされるのは「イシカワシラウオ」という種類で、浪江を代表する魚として地域住民に親しまれている。上品なうまみとほのかな苦みがあり、ぷちぷちとした心地よい食感が特徴で「小魚界の女王」とも呼ばれている。

 シラウオの名前の由来は、水揚げから時間がたつほどに透明から白へと色が変わり、市場では透明なものがなかったからといわれる。今回は水揚げしてすぐに冷凍された「透明なシラウオ」を全国に届ける。

 東の食の会専務理事で浪江町在住の高橋大就さん(47)は「浪江のシラウオは食通の間では最高の食材として有名だが、一般的にはまだシラウオとシラスが混同されることも多い。これを機に浪江のブランド高級魚シラウオとして全国で認知されるようになればうれしい」と話した。

 商品は200グラム入りが3箱で4280円。数量限定での販売となる。食文化が運営する豊洲市場ドットコム(https://www.tsukijiichiba.com/user/product/29856)で購入できる。