福島高、模擬裁判選手権へ 初出場、検察官・弁護人役主張競う

模擬裁判に向けて紺野会長(右)らと準備を進める福島高の生徒たち
高校生が検察官役と弁護人役に分かれ、刑事事件を題材に主張を争う「第15回高校生模擬裁判選手権」に福島高が本県代表として初出場する。県内の高校が大会に参加するのも初めて。
大会は8月6日にオンラインで開かれる。今回は全国から30校が出場する予定で、福島は灘(兵庫県)と東邦大付東邦(千葉県)と対戦する。
福島のメンバーは、いずれも2年の伊関佳純さん、岡ひかりさん、新保隆太さん、高橋秀輝さんの4人。出場条件として活動を支援する弁護士、検察官がいないと応募できないため、同校OBで県弁護士会の紺野明弘会長が協力を申し出て出場条件を満たした。
大会では、各出場校が2回、刑事模擬裁判に臨み、検察官役と弁護人役を1回ずつ務める。教材集を基に弁論の構成や説得力のある主張かどうかを競う。
4人は20日、同校で準備作業を進め、論告弁論の構成などについて意見を交わした。紺野会長らが、事実に基づいて論理的に弁論するためのポイントなどを伝えた。伊関さんは「公正にいろいろな面から物事を考えて挑む。勝つことよりも楽しみたい」と意気込んでいる。
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