なりすまし「だまされない県」へ 特別対策監の杉良太郎さん宣言

 
なりすまし詐欺撲滅緊急対策宣言を出した(右から)児嶋本部長、杉さん、鈴木副知事

 「なりすまし詐欺」の被害を防ごうと、警察庁の特別防犯対策監に委嘱された俳優の杉良太郎さん(77)は21日、県警本部を訪れ、なりすまし詐欺撲滅を訴えた。

 杉さんは芸能人らでつくる「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦」(SOS47)のリーダーを務めており、全国の警察本部を訪問して被害防止を訴えている。本県は36カ所目。

 県警本部では、杉さんと各種団体の関係者が出席し、なりすまし詐欺撲滅緊急対策宣言式が行われた。杉さんは「警察だけの力では行き届かない部分もある。皆さんの強力な支援で『だまされない県』を目指して頑張りたい」と語った。

 児嶋洋平本部長は「関係機関団体と共に引き続き抑止と摘発に全力を尽くす」と決意を述べた。鈴木正晃副知事がATMでの警戒の徹底やポリスメールの普及促進などを盛り込んだ宣言文を読み上げた。

 県警によると、県内の今年1~6月の被害額は1億4932万円に上り、前年同期と比べて7320万円増で、被害額は約2倍。被害件数は61件で、前年同期を9件上回っている。