相馬港にクルーズ船 6年ぶり寄港、地震から復旧の3号ふ頭

出発時に行われた相馬高相馬太鼓部によるアトラクション
クルーズ船「にっぽん丸」(2万2472トン)が22日、相馬市の相馬港から5日間のクルーズに向けて出発した。同港にクルーズ船が寄港するのは6年ぶり。
乗客230人が乗るにっぽん丸の出発時には、日本港湾協会の感染拡大防止ガイドラインに基づいた対策を取った上で、相馬高相馬太鼓部の演奏などアトラクションが披露された。
寄港した3号ふ頭は、3月の地震で大きな被害を受けたが、応急工事を実施して、クルーズ船を受け入れることができる状態まで復旧した。
にっぽん丸は商船三井客船が運航する全長166.6メートルの豪華客船。今回のクルーズは、清水港(静岡県)、新宮港(和歌山県)に寄港、伊豆諸島青ケ島周辺を周遊し、26日に相馬港に帰港する。