詐欺被害防止へ、支える体制大切 特別防犯対策監・杉良太郎さん

 
「なりすまし詐欺」被害防止に向け県民にメッセージを送る杉さん

 県警本部を21日に訪れた俳優の杉良太郎さん(77)は報道陣の取材に応じ、警察庁の特別防犯対策監として「なりすまし詐欺」の被害防止に向けた方策や、震災と原発事故直後から復興支援を続けている本県への思いを語った。

 ―なりすまし詐欺被害に遭わないための方策は。
 「被害に遭うのは高齢者が多いが、高齢者任せにするのではなく、警察や関係団体、家族など周囲の人たちが支える体制が大切。知らない人からの電話でお金の話が出たら詐欺なので、すぐに電話を切って警察に知らせてほしい。防犯機能付きの電話なども活用してもらいたい」

 ―県内でも被害額が増加している。
 「県警では刑事部長が詐欺被害の発生現場に行き、実際に事情を聴いた上で担当署で対策を取っていると聞いた。(他地域に)そこまでの対応をしているところはなく、詐欺被害防止に大きな目的意識を持って取り組んでいるのではないか」

 ―本県への思いは。
 「震災と原発事故や、その後の風評被害、風化もあるが、福島で起こったことを語り継ぎ、忘れてはいけない。福島がリーダーとして日本や世界に発信しなければならないと思う。そんな福島で詐欺被害額が増えていると聞くと、やはり許せない気持ちだ」