「世界で活躍」夢に一歩、米国ダンス大会V 福島の一条さん凱旋

 
トロフィーを手に初優勝の喜びを語った一条さん。右は本番で着た衣装 =福島東稜高

 米ロサンゼルスで13~17日に開かれたダンス大会「Show stopper FINAL(ショーストッパー・ファイナル」に出場し、ソロシニア部門(15~19歳)で初優勝した一条未悠(みゆ)さん(18)=福島東稜高3年=は25日、福島市の同校で帰国後の記者会見に臨み「応援してくださった皆さんへの思いを込めて踊ることができた。世界で活躍するダンサーになる夢に近づけた」と喜びを語った。

 同校によると、日本人がソロシニア部門を制したのは初めてという。一条さんは、同部門内でジャズやヒップホップなどの全ダンス種目で最も優れた出場者に贈られる「オーバーオール賞」と、高得点者をたたえる「クリスタル賞」にも輝き、三つの賞を受けた。

 一条さんは本番のステージに上がる直前、「手が震えるほど緊張した」と振り返った。しかし、気持ちを瞬時に切り替えると、和をイメージした音楽や振り付けで約2分30秒を集中して踊り切った。「腕をむちのようにしならせて踊る『ワック』など自分しかやっていない踊りを審査員に披露したとき、驚く反応があった」と手応えを口にした。

 次の大会は26日に仙台市で開かれる「日本高校ダンス部選手権東北大会」で、同校ダンス部の一員として出場する。部長を務める一条さんは「部活動として初めて出る大会。素晴らしい作品をつくったので、結果を残したい」と意気込んだ。

 全農県本部が米贈る

 全農県本部は25日、一条さんの優勝を祝って県産米1年分(約60キロ)を贈った。贈呈式は福島東稜高で行われ、金成広之副本部長が一条さんに目録を手渡し「県民に夢と希望を与えた。復興の後押しになるような活躍だった」とたたえた。