県内JA直売所の売上高、初の100億円超 家庭消費や新店舗が要因

 

 県内JAや全農県本部が運営する農産物直売所39店舗の2021年度の売上高が過去最高となる103億2千万円(前年度比3・9%増)に上り、目標としていた100億円を初めて達成した。JA福島中央会が25日の定例記者懇談会で説明した。中央会は「新型コロナウイルスの影響で来客数は減少したが、家庭向けの消費の傾向が続いたことや新設店の設置が要因」とみている。

 売上高と店舗数の推移は【グラフ】の通り。順調に伸展して10年度に約65億円に上った売上高は、東日本大震災後の11年度に約53億円に落ち込んだが、放射性物質検査の徹底や品ぞろえの充実などを続けたことで年々伸びている。

 21年度の売上高が最も高かったのは夢みなみの「はたけんぼ」(須賀川市)で11億1700万円。全農の「愛情館」(郡山市)が11億円で続き、この2店が10億円を超えた。前年度から売り上げがアップしたのは39店舗中25店舗で、10%以上伸びたのはふくしま未来の「こらんしょ市二本松店」(14・6%)、会津よつばの「永井野選果場直売所」(会津美里町、11・9%)、ふくしま未来の「旬のひろば」(南相馬市、10・5%)の3店舗だった。

 JA福島ファーマーズ・マーケット連絡協議会は新たな目標を120億円と設定し、販売促進の取り組みを進める。