福島県、新たな感染過去最多1455人 療養者数も最多9901人

 

 県は27日、県内で新たに1455人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日の感染者数は20日判明分の1232人を上回り、過去最多を更新。入院や宿泊、自宅療養を合わせた療養者数は最多の9901人となった。県は療養者全てに同じような対応を取ることが困難な状況になりつつあるとして、28日から、高齢者と重症化リスクのある人に重点的に健康観察を行う体制に切り替える。

 65歳以上と、65歳未満で重症化リスクのある人に対してはこれまで通り保健所から電話連絡し、保健所や県自宅療養者等フォローアップセンターによる健康観察を行う。それ以外の人は、体調が悪化した場合に随時相談に応じて必要な支援を展開。電話連絡ではなく、登録した携帯電話などにショートメッセージを送り、体調悪化時の連絡先などの情報を伝える。情報は県のホームページにも掲載し、いつでも確認できるようにする。

 潜伏期間と発症間隔が短く、重症化率が低いオミクロン株の特性を踏まえ、医療の負担に直結する高齢者らに重点を置く。

 内堀雅雄知事は27日の県感染症対策本部員会議で、オミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが急速に進んでいるとし「新規陽性者数は今後も増加が続き、医療体制もさらに逼迫(ひっぱく)していく恐れがある」と述べ、感染対策の徹底を呼びかけた。

 病床使用率48.3%

 1日当たりの感染者数として過去最多の1455人の新型コロナウイルス感染が27日に発表され、県内の感染確認は延べ8万1564人となった。26日現在の病床使用率は48.3%に上る。

 最多を更新した療養者9901人のうち、入院者は重症1人を含む362人で、宿泊療養者は616人、自宅療養者は8098人、療養先調整中が825人。

 1455人の市町村別内訳は郡山市359人、福島市315人、いわき市198人、須賀川市93人、白河市55人など。1051人の感染経路が不明。保健所の医師の判断で感染とみなす「みなし陽性」は8人だった。県は768人の療養を解除した。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況