クマに襲われたか、会津若松で89歳女性死亡 体に引っかき傷

 

 27日午後0時15分ごろ、会津若松市門田町御山字三島で、女性が「血だらけになって倒れている」と女性の家族から119番通報があった。会津若松署によると、倒れていたのは同市門田町御山字三島の女性(89)で、病院に運ばれたが死亡した。現場付近ではクマの目撃情報が複数あり、傷の状態などから同署は女性がクマに襲われて死亡したとみて調べている。

 同署によると、女性は同日午前9時30分ごろから1人で現場近くの畑で農作業をしていた。正午ごろ、女性を呼びに行った家族が、竹やぶで倒れている女性を発見した。女性にはクマから受けたとみられる引っかき傷があったという。現場付近では午前中、約1メートルと約50センチの親子とみられるクマの目撃情報が複数あった。女性を襲ったとみられるクマの行方は分かっておらず、同署や市などは現場周辺をパトロールした。

 現場近くに住む70代女性は「命に関わることなので、恐ろしい。戸締まりをしっかりしなければ」と声を震わせた。

 同日午後6時50分ごろには、現場から北東に約8キロ離れた同市河東町八田字大野原の国道49号で約1.5メートルのクマ2頭の目撃情報があった。関連は分かっていない。

 被害を受け、県は同日、同市を対象に「ツキノワグマ出没警報」を発令した。警報発令は県内初。県は28日、同市で緊急対策会議を開く。