二本松大雨、1時間に94ミリ 観測史上最大、東北線16本が運休

 

 28日の県内は暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、二本松市では1976(昭和51)年の統計開始以降、最大となる1時間当たり94.0ミリの非常に激しい雨が降った。

 気象庁は同市付近に「記録的短時間大雨情報」を発表。県と福島地方気象台は同市、本宮市、大玉村に避難が必要となる警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」を出した。

 二本松市では各地で冠水被害などが発生。同市榎戸の早川硝子では、水路からあふれた雨水が事務所や作業場に浸水、一時は膝の下ほどの高さまでに達したという。水が引いた後、従業員らが床を洗い流しながら、室内に入った泥混じりの雨水をかき出した。早川喜大社長は「水に混じった泥は乾くと取り除くのが難しい。今のうちに洗い流さないと」と後始末に追われていた。

 大雨の影響で鉄道も乱れた。JR東日本によると、東北線は午後3時55分ごろから福島―郡山間で上下線計16本が運休。水郡線は午後2時5分ごろから常陸大宮―磐城石川間の上下線2本が運休、下り線1本が最大23分遅れた。

 気象台によると、29日の県内は大気の不安定さは28日より若干、解消されるとみられるが、気温が上昇すれば大雨になる所もある見込み。29日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で80ミリ。