地震で応急...ブルーシートがバッグに 相馬のボランティア製作

 
回収したブルーシートの前に立つ高橋さん。手にするのは熊本県で作られたバッグ

 相馬市で活動する災害ボランティアチーム「たすけっと相馬」は、3月の本県沖地震で破損した屋根の応急修理などに使用したブルーシートをバッグとしてよみがえらせる活動を始める。代表の高橋あゆみさん(32)は「ブルーシートは、雨風から被災した家を守ってくれた。役目を終えた後、ただ捨てられるのではなく、大切に使ってもらえるように生まれ変わらせたい」と意気込んでいる。

 たすけっと相馬は、復興関連事業の支援などに取り組む「復興支援センターMIRAI」(相馬市)などが、3月の地震を受けて設立したボランティア団体。屋根の応急修理のほか、破損したブロック塀の撤去などを支援してきた。

 高橋さんによると、これまで100枚以上のブルーシートを使用したが、張り替え作業などで不要になった約20枚を回収した。使用後の汚れたシートは、廃棄されることも多いが、熊本地震や西日本豪雨の被災地でブルーシートバッグ作りが行われていることを知り、この活動を思い立った。

 31日にはブルーシートを裁断、洗浄する。作業には住民らも参加し、感謝の気持ちを込めてシートの汚れを洗い流す。その後、地元の企業に依頼して縦25センチ、横45センチ程度の袋状に縫製した上で、取っ手を付けて完成させる予定。9月上旬までに200個を作り、県内外のイベントなどで1個4100円で販売する。

 全ての収益は、災害復旧に役立ててもらうため、相馬市や市社会福祉協議会に寄付する。高橋さんは「バッグを通じて、多くの被害をもたらした地震が忘れられることを防ぎたい。相馬がいまだに復旧の途上にあることも伝わってほしい」と話している。