内堀氏、万博通し福島の復興発信へ 全国知事会議、先端技術も

 

 全国知事会議は28日、奈良県で始まり、内堀雅雄知事は2025年大阪・関西万博についての意見交換の場で「各国の注目が集まる機会を生かし、未曽有の複合災害を乗り越え、復興に向けて歩み続ける福島の今と支援への感謝を伝えたい」と述べ、万博を通した復興の発信に意欲を示した。

 地球規模のさまざまな課題解決に向け各国の英知が集まる万博は、科学的・文化的な成果や新たな未来像を提起する祭典とされ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の発信も政府の基本方針に盛り込まれている。

 内堀知事はこうした万博の開催意義を踏まえ、震災後に県内で活発化する再生可能エネルギー関連産業の育成や水素社会の実現に向けたモデルの構築、ロボット関連産業の集積など「未来社会に向けた先端技術を広く発信できる機会と考えている」と語った。

 県によると、福島国際研究教育機構の設置などもアピールする考えで、今後具体化される万博の開催概要などを踏まえ、国とも連携しながら「あらゆる機会を捉え、福島の復興を発信していく」としている。