子ども記者、被災地を取材 双葉でジャーナリストスクール開校

 
震災遺構の請戸小を取材する子ども記者ら

 県内の子どもたちが東日本大震災からの復興について取材する「ジャーナリストスクール」が28日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開校した。ペンとノートを持った「子ども記者」たちが被災地の取材と新聞作りを通して「伝える力」を養う。県とふくしまの学び実行委員会の主催、福島民友新聞社などの特別協力。

 今回は小学5年~高校2年の児童生徒計31人が参加した。伝承館で行われた開会式では、最終日の発表会で講評するジャーナリスト池上彰さんのビデオメッセージが映し出され「震災から10年が過ぎて被災地はすっかり変わったが、まだまだ知らない人がいる。復興の姿を君たちが取材し、新聞で発信してほしい」と激励した。

 参加者は6班に分かれ、震災遺構の請戸小、浪江町の水産加工会社・柴栄水産、相馬野馬追の標葉(しねは)郷騎馬会などを取材した。このうち請戸小では、町教委の担当者の案内で生々しい津波の爪痕が残る校舎を見て回り、当時請戸小に勤めていた佐藤信一教諭(現なみえ創成小教務主任)に当時の状況などを取材した。

 参加者は30、31の両日、取材を基に記事を書き、編集作業を行う。8月11日に郡山市で新聞を発表する。福島民友新聞社からは編集局編成部の加藤邦高記者といわき支社報道部の大内義貴記者が講師として参加した。