福島県の7月感染者数、月別最多の2万1709人 新たに760人確認

 

 県は1日、県内で新たに760人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。7月の感染確認数は2万1709人となり、4月の1万5717人を大きく上回って月別最多を更新し、初めて2万人を超えた。オミクロン株派生型BA・5による流行「第7波」の拡大が続いており、内堀雅雄知事は1日の定例記者会見で「このピークがいつなのか、天井が見えない状況だ」と危機感を示した。

 7月の感染確認数は【グラフ(上)】の通り。1~30日まで連続して前週の同じ曜日を上回り、5回にわたって過去最多を更新した。31日(760人)は1カ月ぶりに前週の同じ曜日を下回ったが、「第6波」の最大値だった731人よりも多い。双葉町を除く58市町村で感染が確認され、県内全域で厳しい状況が続いている。

 7月に発生したクラスター(感染者集団)は119件で、4月の111件を上回り最多。内訳は【グラフ(中)】の通りで、児童施設や学校に加え、高齢者施設や事業所、医療機関などにも広がっている。

 こうした状況から、県は20日に「県感染拡大警報」を発令。基本的な感染対策の徹底や陽性になった場合の備え、医療を守る対策など8項目への協力を求めている。会見で内堀知事は、政府が新設し、都道府県の判断で発出できる「BA・5対策強化宣言」について、「病床使用率などの状況を踏まえて判断していく」と言及。現段階ではレベル2(警戒を強化すべきレベル)の水準にある病床使用率(48.1%)や、重症者用病床使用率(2.2%)の状況を踏まえ「今は8項目に協力をしっかりいただいていくタイミングだ」との考えを示した。

 7月31日現在の入院者は重症1人を含む360人。宿泊療養者(419人)、自宅療養者(1万2648人)を合わせた療養者は計1万3427人に上る。

 県内の感染確認は延べ8万8469人。新たに感染が確認された760人の市町村別内訳は郡山市174人、いわき市152人、福島市122人、須賀川市57人、会津若松市42人、伊達市27人、白河市26人など。保健所の医師の判断で感染とみなす「みなし陽性」は2人だった。県は941人の療養を解除した。

 福島の児童施設でクラスター

 福島市は1日、市内の児童施設で入所する男児3人と30~60代の男女職員4人の計7人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。

■福島県内の新型コロナウイルス発生状況