郡山で電車と衝突、軽乗用車の74歳女性死亡 磐西線の踏切進入

 
JR磐越西線の電車と軽乗用車が衝突した現場を調べるJR東日本の職員ら=2日午後3時5分ごろ、郡山市富久山町久保田

 2日午後2時20分ごろ、郡山市富久山町久保田のJR磐越西線第2久保田踏切で、会津若松行きの快速電車と、同市富久山町久保田字下河原、女性(74)の軽乗用車が衝突した。女性は頭などを強く打ち約2時間後に死亡した。電車の運転手の男性(25)と乗客78人にけがはなかった。

 郡山北署によると、現場は郡山駅と郡山富田駅の間の遮断機と警報機がある踏切。軽乗用車が遮断機が下りた状態の踏切内に何らかの原因で進入し、左から走ってきた電車と衝突したとみられる。

 電車は2両編成で、軽乗用車を引きずったまま、約150メートル先で緊急停車した。女性は軽乗用車の運転席で発見された。同署が事故の詳しい状況を調べている。

 事故当時、先頭車両のボックス席に座っていた郡山市の主婦(68)は、踏切付近で「ガシャガシャ」という衝突音とともに振動を感じ、その場にしゃがみ込んだという。「衝突後、音と振動がしばらく続き、不安になった」と声を震わせた。停車後はガソリンの臭いが漂い、先頭車両の乗客は2車両目に移動したという。

 現場近くに住む男性(73)は「大きな衝突音が聞こえ、外に出たら驚くような光景が広がっていた。めったに事故がない場所なのに」と心配そうに現場を見つめた。

 上下線6本が運休

 JR東日本によると、乗客は電車から降車して代替のバスに乗り換えて出発した。軽乗用車の撤去や線路設備などの安全確認を行い、事故から約4時間20分後の午後6時35分ごろ上下線で運転を再開した。

 事故の影響で、磐越西線郡山―磐梯熱海間上下線の計2本で最大約1時間25分の遅れが生じ、計6本が運休。約1200人に影響した。