事業承継やM&Aを支援 東邦銀行がコンサル子会社、10月4日開業

 

 東邦銀行は2日、事業承継や企業の合併・買収(M&A)を支援する新たな完全子会社「東邦コンサルティングパートナーズ」を設立した。同行取締役や常務執行役員を務めたとうほう地域総合研究所理事長の矢吹光一氏(58)が初代社長に就いた。開業は10月4日を予定している。

 コンサルティング業務の経験が豊富な行員6人が所属。事業承継の枠組みづくりや実行、M&Aによる後継者問題の解決、有力企業との資本提携、新たな事業への進出に向けた支援などの業務を担う。

 取引先の成長戦略を描く事業計画の策定や人的資源を最大限に活用するための制度づくりなども後押しする。

 同行によると、経営者の高齢化や人口減少を背景に県内の休廃業・解散件数は年間800件を超える水準で推移し、黒字企業でも後継者が見つからずに廃業を余儀なくされるケースも目立つ。円滑な事業承継に取り組まなければ、本県経済の衰退を招く恐れがある。

 オンライン形式で記者会見した矢吹氏はスピード感のある対応や専門性を生かした取引先との信頼関係構築を新会社の強みに挙げ「経営者の方が脈々と培ってきた技術やノウハウなどの経営資源を継承できるようにしたい」と述べた。

 新会社は同行8社目の連結子会社で、福島市大町に本社を置く。資本金は1億円。今後、行外からの採用を含め人員を拡充させる。

 ▽社長=矢吹光一(とうほう地域総合研究所理事長)▽取締役=冨田貴允、佐藤智春(人事部付参事役・法人コンサルティング部参事役)▽取締役(非常勤)=佐藤稔(頭取)▽監査役(非常勤)=石井隆幸(取締役監査等委員)