短歌甲子園2位...東日大昌平の佐久間さん お洒落する祖母の姿読む

 
個人戦の部で2位に輝いた佐久間さん

 東日大昌平高の文芸部で活動する佐久間海凪(みいな)さん(2年)は、第17回全国高校短歌大会(短歌甲子園)個人戦の部で2位に輝いた。大会は7月27~29日に盛岡市で開かれた。佐久間さんは「決勝に残れるとも思っていなかったのでびっくりしたが、2位になれてうれしい」と喜びを語った。

 同校の生徒が入賞するのは、2014(平成26)年に団体戦で2位となって以来8年ぶりだ。個人戦の部は出題された言葉を使って短歌を詠み、作品の優秀さを競う。出題される言葉は二つで、出題ごとに1次リーグと決勝で順位を決める。

 1次リーグは一般投票と審査員による審査で6首まで絞り込み、決勝で審査員が再度採点して最終順位を決める。佐久間さんは出題された2題のうち「古」で「お洒落して 古馴染へと向かう祖母 『いってきます』と少女の顔で」と詠み、2位となった。

 大会は短歌を詠む前に辞書を使用できる決まりとなっており、佐久間さんは辞書で『古馴染(なじ)み』という言葉を見つけた時、幼い頃に見た古い友人と会うため出かける祖母の姿を思い出し、作品にその光景を盛り込んだという。

 佐久間さんは「おしゃれをしていて、知っているおばあちゃんではなかった。古い仲は大切で、日常のちょっとした楽しみなのだと思った。その気持ちをはっきりと表現できた」と振り返った。

 中学1年生の頃から文芸部で短歌に親しんできた佐久間さんは「短歌の良さは少ない言葉で情景や背景を表現するところ。来年の短歌甲子園では1位を取りたい」と意気込んだ。