本県の現状...目の当たり取材 彦根東高新聞部、原発処理水にも

 
「福、笑い」の取り組みについて県職員を取材する生徒たち

 滋賀県の彦根東高新聞部の生徒たちは3日、東日本大震災から11年以上が過ぎた現状を伝えるため本県での取材を始めた。2日間にわたり浜通りや中通りを訪れ、東京電力福島第1原発で発生する処理水についても学ぶ。福島取材班チーフの橋本萌さん(2年)は処理水について「繊細で(伝え方の)バランスが大切な課題だと思うので、いろいろな人から多角的な意見を聞きたい」と語る。

 同部は震災が発生した2011年から毎年春に、学校新聞の特集号「福島をつなぐ」を発行。風評や風化と闘いながら復興を進める本県の姿を発信し続けている。ここ2年ほどは新型コロナウイルスの影響でリモート取材が中心だったこともあり、1、2年生6人が夏休みを使って取材に訪れた。今回の記事は、学校新聞10月号に設ける「福島面」に掲載する予定だという。

 初日は福島市で処理水の勉強会に臨んだほか、県職員らに県産農産物や特産品について取材した。県のトップブランド米「福、笑い」の取材では、生産者の思いやパッケージデザインに込めた狙い、販売戦略などについて積極的に質問していた。4日は二つの班に分かれ、酒蔵やモモ農家への取材や、海水浴客へのインタビューなどに取り組む。