福島第1原発、処理水海洋放出設備着工 東京電力発表

 

 東京電力は4日、福島第1原発の処理水海洋放出方針を巡り、放出に必要な設備の本格的な工事を始めたと発表した。

 東電によると、作業は同日午前7時ごろに始まった。放出用のトンネルを掘り進める「シールドマシン」を起動させたほか、タンク内にためている処理水が放出基準を満たしているかどうかを確認する「測定・確認用設備」や、測定を終えた処理水をトンネルの起点となる立て坑まで運ぶ「移送用設備」では、配管やケーブルを整備するための支持具の設置を始めたという。

 処理水放出設備の工事を巡っては、県と第1原発が立地する大熊、双葉両町が2日に東電の設備設置計画を了承した。東電は来春ごろとしていた放出設備の完成時期について、気象や海の条件次第では来夏にずれ込む可能性を示している。