3月の地震で被災、伊達橋架け替え 橋脚補強、仮橋を設置

 

 本県沖を震源とした3月の地震で被災し、全面通行止めが続く国道399号の伊達橋(伊達市、延長288メートル)の復旧を巡り、国土交通省は5日、橋脚を補強した上で、橋桁を架け替える復旧方針を公表した。復旧まで長期間かかることが想定されるため、仮の橋を設置する。今後、工事のスケジュールなどを検討する。

 同省によると、詳細調査で、橋桁が全体的に被災し、変形やねじれが確認された。設計上の想定を上回る力がかかっていたことも判明し、既存施設の復旧は困難と判断した。一方、橋脚は3月の地震による損傷はなかったが、1967(昭和42)年の建設当時に想定していた以上の揺れを受けていたことが判明。今後、同規模の地震が発生した場合に損傷する懸念があるとし、補強することを決めた。

 伊達橋の復旧を巡っては、6月下旬に現地を視察した中山展宏国交副大臣が、橋を架け替える方向で調整していることを明らかにしていた。

 このほか、3月の地震で被災した伊達崎(だんざき)橋(桑折町、延長303.1メートル)について国が復旧と老朽化への対応が必要かを判断する「直轄診断」を行っている。また県は、直轄で復旧に当たる桑折町道の昭和大橋(同291.1メートル)の工事発注手続きを進めている。