「新喫煙所」利用開始 福島駅東口駅前広場、再開発で移転

 
福島駅東口前に新しく設置された東口指定喫煙所

 福島市は、福島駅東口駅前広場内の花時計東側の交差点付近に新しい「東口指定喫煙所」を設置し、4日から利用を開始した。市保健所は「福島駅周辺の喫煙ルール順守の啓発や巡回指導などを通し、望まない受動喫煙防止対策を推進していく」とした。

 市は2020年度に独自の「市受動喫煙防止条例」を制定し、歩きたばこなどによる受動喫煙の課題があった福島駅東口駅前広場やその周辺を受動喫煙防止重点区域(喫煙禁止区域)に指定。指定喫煙所を設置し、受動喫煙防止指導員を配置して巡回指導してきた。

 これまで駅東口の指定喫煙所は旧中合福島店が入っていたビル裏にあったが、駅前再開発事業に伴って使用できなくなった。移転先として周辺の数カ所を検討し「喫煙者が分かりやすい」「非喫煙者に迷惑がかからない」などの理由で現在地に決めた。

 喫煙所入り口は交差点で横断待ちの人で混み合う場所で、市民から受動喫煙を心配する声もある。そこで市保健所は今月1、2日、喫煙所の外の粉じん濃度を測定した。非喫煙時と喫煙時にほぼ差はなく、一酸化炭素も検出されないなど問題がないことを確認したという。

 喫煙所を利用していた男性は「便利で目立つ場所にあるため、喫煙者にとっては喫煙ルールの順守やポイ吸て防止につながる」と語った。一方、横断歩道の青信号待ちをしていた非喫煙者の女性は「これまでなかったので、受動喫煙の心配はある」と話した。

 市保健所は「人数や風向きで変動するため、今後もモニタリングを実施していく」としている。市の受動喫煙防止条例では、喫煙禁止区域で指定喫煙所以外で喫煙する違反に対し、2千円の過料を科す罰則規定がある。