福島で連日のクマ被害 在庭坂、散歩の73歳男性右手かまれ負傷

 

 18日午前5時50分ごろ、福島市在庭坂で、自営業男性(73)の妻から「夫が散歩中にクマに右手をかまれた」と119番通報があった。福島署によると、男性は右手をかまれてけがを負った。同地区の半径500メートルでは17日に別の男性(75)がクマに両腕をかまれたほか、18日未明にはクマの目撃情報もあり、同署などが警戒を強めている。

 同署によると、18日に被害に遭った男性は18日午前5時25分ごろに自宅付近を散歩していた際、クマに右手をかまれたという。約2時間半前には、同地区でやぶから出てきたクマ1頭が目撃された。いずれのクマも体長約1メートル。

 現場付近では、同署などが付近住民に注意を呼びかけたほか、市鳥獣被害対策実施隊が隠れたクマを追い払うために花火を発射した。

 18日被害の男性「油断していた」

 18日に被害に遭った男性は、福島民友新聞社の取材に応じ、クマに襲われた際の様子について「何かがやぶの中にいることに気付き、最初はイノシシだと思って油断していた。急にクマが襲ってきたので抵抗しようとして右手を出したが、かまれた」と振り返った。男性はその後、救急車で搬送され、治療を受けて自宅に戻った。男性はクマに襲われたのは初めて。「昔、狩猟をしており動物には慣れているはずだったが、朝晩は特に気を付けて歩くようにしたい」と話した。