情感たっぷり檜枝岐歌舞伎 鎮守神祭礼奉納、華麗な演技を披露

 
華麗な演技で観客を魅了した座員=檜枝岐村・檜枝岐の舞台

 約270年の伝統を誇る檜枝岐村の檜枝岐歌舞伎が18日、同村の国指定重要有形民俗文化財「檜枝岐の舞台」で鎮守神祭礼奉納として上演された。

 村民らでつくる千葉之家花駒座が年2回、この日の鎮守神と5月の愛宕神の祭礼に合わせて奉納している。舞台清めの「寿式三番叟(さんばそう)」で開幕。夕闇が深まる中、武将などのきらびやかな衣装を身にまとった座員が、源平合戦の一場面を題材にした「一之谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)熊谷陣屋の段」を披露した。

 武士道の忠義や無情、戦の悲哀などを描いた演目を味わい深く演じる座員たちに、会場の観客は大きな拍手を送った。