福島県の課題、学生ら討議 環境再生テーマ、ツアーに75人参加

 
本県の課題について座談会で議論した学生らと小島さん(左から3人目)=大熊町

 東京電力福島第1原発事故後の本県の課題を全国の若者に自分のこととして考えてもらおうと、環境省は18~20日の日程でツアー「福島、その先の環境へ。」を行っている。19日は大熊町で座談会を開き、お笑い芸人の小島よしおさんを特別ゲストに招き、学生らが本県の環境と地域の再生について意見を交わした。

 ツアーには全国の大学生、高校生ら若者75人が参加した。「環境再生」を主軸に観光や農業、新産業、脱炭素など5テーマに分かれてツアーに臨み、中間貯蔵施設や東日本大震災・原子力災害伝承館など、沿岸部を視察している。

 座談会は「福島について知り、伝えたいこと」をテーマに10班に分かれて議論。農業・食品産業技術総合研究機構上席研究員の万福裕造氏らが各班の進行役を務めた。学生らは「福島の明暗を若者同士で話し合う取り組みが必要」「当事者として知ることが大事だ」などと発表した。

 自身も初めて中間貯蔵施設などを視察したという小島さんは「(福島を)大切に思う気持ちがあっても話し合うことが大事。議論したことをさらにほかの人に伝えてほしい」と話した。