福島県、今年も最少更新 児童8万4671人、中学生4万5065人

 

 県は24日、文部科学省の本年度学校基本調査結果(速報)を発表した。5月1日現在、県内の小学校に通う児童は8万4671人(前年度比651人減)、中学校に通う生徒は4万5065人(同1083人減)でともに過去最少を更新した。本年度に1校が新設され、計7校となった義務教育学校の児童生徒数は1397人(同14人減)だった。

 少子化を背景に、小学生は1984(昭和59)年、中学生は88年から減少が続いている。最も少ないのは小学4年生の1万3671人で、最も多い中学3年生の1万5555人に比べ1884人少なかった。

 児童生徒数は、東京電力福島第1原発事故で避難した子どもの帰還などを理由に、2013年度以降は学年が上がるにつれて前年度より人数が増える傾向にあった。しかし近年、増加幅は縮小し、最も増加幅の大きい小学5年生で前年度比33人増、次いで小学2年生が同18人増だった。小学4年生(前年度比3人減)、小学6年生(同3人減)、中学2年生(同4人減)は前年度より減少した。

 また県内の高校生は4万3903人(同1744人減)で1991年以降減少が続いており、減少に歯止めがかかっていない。県教委は「子どもが少なくなっても、魅力ある教育環境づくりが必要だ。情報通信技術(ICT)を活用したり、少人数でも子どもの社会性を養う教育を行ったりするなど、質の充実を図りたい」としている。

 本年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年度に続き速報で公表する項目を児童生徒数や教員数などに限定した。例年、速報で公表している大学進学率や就職率などは今後、国が公表する予定。