国道121号・大峠道路の復旧、国代行で 山形県側、大雨で被災

 

 3日からの大雨で被災し通行止めとなっている国道121号の大峠道路の復旧を巡り、国土交通省が管理者の山形県に代わって応急復旧工事に当たる「権限代行」を適用する方針を固めたことが24日、関係者への取材で分かった。

 喜多方市熱塩加納町と山形県米沢市を結ぶ同国道の大峠道路は、本県境から山形県側に約4キロ離れた地点で斜面が約80メートルにわたり崩落し、延長約16.5キロの区間が通行止めになっている。本県側の道路に直接の被害はなかったが、物流や観光に影響が出ている。

 内堀雅雄知事と山形県の吉村美栄子知事は同日、斉藤鉄夫国土交通相にオンラインで権限代行による復旧を要望した。棚倉町の県棚倉合同庁舎で取材に応じた内堀知事によると、斉藤氏は「国として前向きに検討する」と応じたという。内堀知事は「国道121号の早期復旧につながることを期待したい」と述べた。

 大峠道路を巡っては斜面に脆弱(ぜいじゃく)な地層があるため、山形県は早期復旧に向け、高度な技術力を持つ国の支援が必要だと判断した。