5~11歳の副反応12%以下 コロナワクチン、大幅に成人下回る

 

 ひらた中央病院(平田村)と福島医大は25日、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した石川郡の5~11歳計421人の副反応の状況を調べた結果、発熱やだるさなど全身に副反応を感じたのが12%以下だったと公表した。入院が必要な重篤な副反応はなかった。

 ひらた中央病院の坪倉正治医師によると、一般的に成人の副反応の発生割合は40~60%で、成人より小児の方が副反応の頻度が少ないことを裏付けた形だ。ワクチン投与量が成人の3分の1ということが要因とされ、坪倉氏は「現状の感染対策の要の一つであるワクチン接種を検討してほしい」としている。

 4月2日~6月29日にワクチンを2回接種した平田村、玉川村、石川町、古殿町の小児の保護者に調査票を配布し、接種後7日間の状況を毎日、記入してもらった。全身の副反応を感じた12%のうち、発熱以外が5日以上続いた人はほぼおらず、接種から3日ほどで症状が改善した。副反応は接種翌日に最も多く「接種部の痛み」といった局所的な副反応を感じたのは70%だった。

 一方、花粉症や気管支ぜんそくなどアレルギー疾患がある小児216人のうち22.2%が接種後に持病の悪化を感じたと回答した。坪倉氏は「医療関係者が悪化したと判定したわけではないので、完璧に評価するまでには至っていない。さらなる情報収集が必要」と説明。ひらた中央病院の小橋友理江医師は「持病やアレルギー症状がある場合は、主治医に相談した上で安全なワクチン接種を考えてほしい」と話している。

 806人に調査票を配布し、421人が答えた。回答率52.2%。