山形側復旧工事、国代行が正式決定 被災の国道121号大峠道路

 

 大雨の影響で崩落し、3日から通行止めとなっている国道121号大峠道路の復旧を巡り、国土交通省は26日、管理者の山形県に代わって応急復旧工事に当たる「権限代行」を適用すると発表した。まずは設計に着手、具体的な工法や復旧のスケジュールを検討する。また住民の交通確保に向け、片側交互通行にするための仮橋の設置も進める。

 崩落した道路の斜面には脆弱(ぜいじゃく)な地層があることなどから、内堀雅雄知事と山形県の吉村美栄子知事が、復旧に高度な技術が必要として、斉藤鉄夫国土交通相に権限代行による復旧を要望していた。

 国道121号の本県側には被害がなかったが、会津地方と山形県を結ぶ幹線道路のため、物流や観光などで影響が出ている。同省東北地方整備局は「一日も早く利用してもらえるよう最大限努力していく」としている。内堀知事は「速やかな対応に感謝している。国交省の高い技術力と豊富な経験により、早期の交通確保が図られるよう期待している」とコメントを出した。

 国道121号大峠道路は、喜多方市熱塩加納町と山形県米沢市を結ぶ。崩落現場は本県境から4キロ離れた山形県側の地点で、斜面が約80メートルにわたり崩れた。延長約16.5キロの区間が通行止めになっている。福島県は復旧するまで、国道49号や同459号、同13号を通る迂回(うかい)路を使うよう呼びかけている。