土木遺産「荒川のえん堤」役割、構造解説 福島でモニターツアー

 
高橋事務局長(右)から地蔵原堰堤の説明を受ける参加者

 ダムや橋など公共土木施設の見学を組み込んだ県の「ふくしまインフラツーリズム推進事業」のモニターツアーが27日、福島市で始まった。県内外から参加した家族連れなど10人が、土木遺産に認定されている荒川のえん堤などを巡った。

 事業は土木施設と観光資源を組み合わせた周遊ルートを構築し、観光交流人口の拡大を図ろうと企画。本年度は今回を含め3回のモニターツアーを行い、参加者の意見を事業に生かす。

 27日は、参加者が国登録有形文化財の「地蔵原堰堤(えんてい)」などを見学。ガイドを務めた「ふるさとの川・荒川づくり協議会」の高橋一夫事務局長が荒川の治水と砂防の要となる同堰堤の役割や構造を説明した。参加者はまるせい果樹園でフルーツ狩りも楽しんだ。山形市から家族4人で参加した会社員の吉田未穂さん(36)は「家族だけで山の中に来る機会はないので良かった」と話した。28日は摺上川ダム探検などが行われる予定。