来年こそ灯籠流しを 相馬、東部住民ら震災犠牲者の慰霊法要

 
灯籠を供えた慰霊碑に向かい手を合わせる立谷さん(中央)

 東日本大震災の犠牲者を慰めようと、灯籠流しを行ってきた相馬市東部地域の住民らは28日、同市尾浜の摂取院で犠牲者を追悼する慰霊法要を行った。新型コロナウイルスの影響で、灯籠流しは今年も見送らざるを得なかったが、参列者は来年の13回忌での実施に向けて心を一つにした。

 灯籠流しは住民組織「東部再起の会」などでつくる実行委員会が主催している。2011(平成23)年から続いていたが、20年から3年連続で中止となっている。この日の法要は、実行委が「供養だけでもしてあげたい」と執り行った。

 法要では、読経の中、参列者約30人が慰霊碑に線香を供えた。続いて、追悼の思いを込めて、灯籠をたき上げた。実行委員長の立谷幸一さんは「来年こそは新型コロナが収まり、灯籠流しができるよう祈りたい」と話した。