降ひょう被害に2270万円助成 JAふくしま未来、次期作を支援

 
ひょう被害に遭ったナシ=6月、福島市大笹生

 JAふくしま未来(福島市)は、管内で5、6月に発生した甚大な降ひょう被害を受け、農業者の次期作支援として約2270万円の助成支援を実施する。農家の栽培意欲減退を防ぎ、産地の維持継続を目指す狙い。30日に開いた同JAの理事会で決めた。

 管内では果樹・野菜・花卉(かき)農家1716戸、面積500ヘクタール超、事業費1億1千万円強の被害を受けた。被害を受けた農業者への次期作支援として、果樹肥料や野菜・花などの植え直しの種苗や肥料、農薬の購入など営農継続に必要な経費に支援助成金を交付する。

 助成事業は二つある。〈1〉果樹肥料購入費の一部助成支援ではJA指定の肥料で、12月末までに購入した供給品が対象。購入費の20%以内を助成する。〈2〉は野菜・花などの高品質生産のための追加購入費に対する一部助成支援。野菜の種子や種苗の再購入や樹勢回復のための掛かり増し費用の20%以内を助成する。対象は6~7月末までにJAで購入した供給品で、県市町村支援の対象外のもの。

 ひょう害果販売促進対策として、JA農産物直売所での特設コーナーでの販売や、JAオンラインショップでの割引販売、「訳あり品」として量販店での積極的な販売に取り組む。数又清市組合長は「農業者がしっかりと意欲を持ち、次期作の継続ができるよう支援を講じる」と話した。