消費電力「見える化」 会津若松、スマホアプリ実証事業スタート

 

 電気販売などを手がけるコスモ石油マーケティング(東京都)は9月1日、会津若松市で、家庭や公共施設の消費電力を「見える化」するスマートフォン向けアプリの実証事業を始める。家電などを含め、どういった機器を使うと消費電力が増えるのか、確認できるようにすることで節電につなげる。期間は来年3月31日まで。

 同市のデジタル化を進める共同事業体「AiCT(アイクト)コンソーシアム」にコスモ石油マーケティングが参加していることから、同市での実証事業が決まった。約50の一般住宅や公共施設などが参加する。アプリでは、電力メーターのデータを基に10分ごとの消費電力を確認でき、消費電力があらかじめ設定した基準値を超えると、通知を受ける機能もある。

 同社会津イノベーションオフィス(会津若松市)の担当者は「電力会社のウェブサイトでは30分ごとの消費電力を確認できるのが一般的だ。より詳しいデータを見ることで、どの家電の消費を控えると節電につながるか分かるようになる」と話している。

 市は2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」をしている。市環境生活課の担当者は「アプリを活用することで、具体的なデータを基に節電を呼びかけることができる」と期待した。