本県7月求人倍率、前月上回る1.4倍 福島労働局「緩やかな改善」

 

 福島労働局が30日発表した雇用失業情勢によると、7月の有効求人倍率は1・40倍(季節調整値)で前月を0・01ポイント上回った。労働局は「引き続き求人が求職を上回っており、緩やかな改善がみられる」との判断を維持した。

 有効求人倍率が13カ月連続で1・3倍を上回り、県内全てのハローワークで9カ月連続で有効求人倍率が1倍を上回ったことなどから判断した。有効求人数は4万484人(前月比0・5%増)、有効求職者数は2万8932人(同0・1%増)だった。

 主要7業種では、人材確保や新店舗出店に向けた求人などにより、2カ月ぶりに全業種で前年同月を上回った。ただ業種間に差があり、新型コロナウイルスの状況によっては人材需要の回復が遅れることも懸念されるため「雇用に与える影響を注視する」とした。

 新型コロナの影響による解雇・雇い止めは見込みを含めゼロだった。

 また来年3月卒業の新規高卒者の求人・求職状況も発表し、学校やハローワークの紹介で就職を希望する人のうち県内を希望する人は全体の85・6%だった。

 採用選考が9月16日から始まるのを前に7月末現在の動向をまとめた。求職者は3704人で、県内が3170人、県外が534人。求人倍率は2・20倍。

 全国 7カ月連続改善

 厚生労働省が30日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・02ポイント上昇の1・29倍となり、7カ月連続で改善した。新型コロナウイルスの流行「第7波」に入ったものの、3年ぶりに行動制限がない夏休みで、宿泊・飲食業を中心に人手確保の動きが強まった。

 総務省が同日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ2・6%で、2カ月連続で横ばいだった。男女別で見ると、男性が前月比0・1ポイント悪化の2・8%、女性は0・2ポイント改善の2・3%。完全失業者数は前年同月比17万人減の176万人だった。