福島県、8月感染6万6627人 7月の3倍超、新たに2192人確認

 

 県は1日、県内で新たに2192人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。8月の感染確認は6万6627人と、最多だった7月(2万1708人)の3倍超。1日の感染確認は8日連続で前の週の同じ曜日を下回っているが、内堀雅雄知事は同日の県感染症対策本部員会議で「医療提供体制を維持することが困難な状況が続いている」と危機感を示した。

 8月は、過去最多の3584人の感染が確認されるなど、1日当たりの過去最多を6回更新。感染確認が4日連続で3000人を上回ったほか、2000人台が11日間あった。双葉町を除く58市町村で感染が確認され、県内全域で感染が急激に拡大した。

 また、8月は172件のクラスター(感染者集団)が発生。高齢者施設が63件と約3分の1を占め、介護施設35件、医療機関32件、児童施設28件などと続いた。

 内堀知事は、県内で感染が減少している一方で流行「第6波」と比べると大幅に高い水準にあると指摘。19日までの「BA・5対策強化宣言」と「医療非常事態宣言」に基づき、学校や事業所での感染対策の強化を呼びかけたほか、地域医療への負荷を減らすため、重症化リスクが低い軽症者については「県陽性者登録センター」の利用を求めた。

 県内では重症4人を含む450人が入院しており、病床使用率は59.1%。471人が宿泊療養、2万177人が自宅療養しており、全療養者は2万1098人。

 県内での感染確認は延べ15万5095人。2192人の市町村別内訳は、いわき市450人、郡山市422人、福島市269人、会津若松市151人、喜多方市109人など。保健所の医師の判断で感染とみなす「みなし陽性」は10人。県は3425人の療養を解除した。

 本宮の1人取り下げ

 県は1日、感染者のうち、8月31日公表分の本宮市の40代男性について重複して計上していたため感染確認を取り下げると発表した。

 「BA・5」99%

 県は1日の県感染症対策本部員会議で、県内の新型コロナウイルス感染者のうち106検体を抽出してゲノム解析した結果、99%に当たる105件がオミクロン株の派生型「BA・5」だったと報告した。県衛生研究所などで8月29~31日に解析した。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況