本宮に水素ステーション整備へ 国内初の24時間営業、年中無休

 
(上)水素ステーションの完成イメージ図

 産業ガス大手の日本エア・リキード合同会社(東京都)は1日、福島県本宮市の東北道本宮インターチェンジ(IC)近くに、国内初となる24時間営業で年中無休の水素ステーションを整備すると発表した。来年6月に着工し、2024年前半の開所を目指している。

 伊藤忠商事(東京都)と伊藤忠エネクス(同)の協力を得て「エア・リキード本宮IC水素ステーション(仮称)」を整備する。水素で走る燃料電池(FC)トラックやバスなどの小型・大型商用車にも対応する、2レーンの水素供給設備を設ける方針。水素の調達地は未定。

 建設予定地は国道4号沿いの本宮市荒井字狐森にある伊藤忠エネクスグループのガソリンスタンド「エネクスフリート本宮インター店」の隣接地。同社はガソリンスタンドの敷地を約6千平方メートルに拡張し、水素ステーションを併設する計画。大型トラックなどの待機所や洗車場も整備する。

 近くに本宮ICがあり、国道4号が通る交通の要衝であることや、トラックの需要が見込めることから同市を選定した。整備に経済産業省や県の補助金を活用する。

 本宮市の高松義行市長は1日開会した9月議会で、整備計画の発表があったことを議員に報告し「産業の発展に加え、産業や運輸部門の脱炭素化への貢献に期待する」と話した。